金谷信夫の部屋

平成２年度壷年次大会にて俳誌「壷」より

大正3年1月北海道寿都町(すっつちょう )生まれ、

大正６年熱郛村(ねっぷそん) 字白川に移住。

昭和4年僧籍に入門、体の弱い事から「文芸首都」
「愛誦」等の雑誌を愛読

昭和７年投稿を開始、個人句誌「破片」発行。「泉
天朗」を知り入門。

昭和12年僧職を辞去、母の村に帰郷、改造社俳句
研究に50句投句、佳作入選。同社俳句三大集一般
募集十句に応募、二句採録。

昭和13年互選会報「白楊」発行、１１月長万部村
役場転職。「篝火」発行。

昭和１８年結婚

昭和２０年９月生後１年の長子急逝」
昭和２６年第一回壷俳句賞受賞
「壷」休刊「鶴」に投句。
昭和３５年ある事件に連座、失職、拘置中に句作に
専念、「鶴風切賞」努力賞。
昭和３６年ＤＰ屋開業、「鶴」同人。
昭和４８年「壷」復刊、同人参加。
昭和５５年斎藤　玄死去、「壷」作品選評に従事。主宰。
昭和６２年句集「悪友」第一回北海道新聞俳句賞受賞。
昭和６２年句集「悪友」第７回鮫島賞受賞。
平成３年５月２５日永眠。戒名「禅詠文雄信士」

信夫の主な句

数字は昭和・年月
- 河豚食ふや酒の甘口難じつつ　61.5
- 虎河豚を真面(まとも)に旅の荷を殖やす　61.5
- 子雀は風邪にながされ空知川　61.7
- 玄の忌や花に遅速の句碑二つ　61.6
- 鶯や雪洞しどけなく濡れて　61.7
- 花に招かれ目に余る金屏風　61.7
俳句教室へ戻る
Presented by Print House Yumeko-bo- Hankai Shimizu